直近では、補助金を利用したパワーアシストスーツの導入に関する問合せが増えてきております。補助金制度は事業の向上等のため導入する設備・装置等に対し、県・市町村が一部費用を負担する制度です。パワーアシストスーツを対象人数全員に導入するための費用がネックとなって断念した事業者様も多いと思います。
実際に補助金を利用したケースを紹介しました。
アシストスーツ導入にエイジフレンドリー補助金を活用
「介護ロボット補助金」にてマッスルスーツEvery導入
パワーアシストスーツは、腰をアシストする製品が出始めた4~5年前より、介護補助器具として県・市町村の補助金対象となってきました。パワーアシストスーツは高額(50~100万円)なため、補助金を利用しての導入実績は過去多くあります。
補助金も時期や業種、地域によって多種多様に存在します。
最新情報の取得が重要
補助金交付を受けるには、申請が必要となります。補助金制度については期間、予算額があるため、施行されたら速やかに申請することをおすすめします。気付いたら期間が過ぎていることや、期間内でも予算上限を超えると申請できなくなります。常日頃から情報を取得する事が重要となります。
情報取得の方法は主に以下の3つ
- 住まいや事業拠点の県・市町村のホームページを確認(これが一番早く正確)
- インターネット上の補助金まとめサイト
- 事業者間同士での情報交換
導入までの流れ
導入までの流れは一般的には以下になります。
- 導入目的を明確にする
↓ - レンタル・デモ体験会で実際の利用シーンでの活用・効果の確認
↓ - 施設規模を踏まえた導入台数の検討
↓ - 補助金申請
まず、パワーアシストスーツ導入に際し、どういった課題を解決したいのかを明確にする必要があります。課題を明確にした上で、レンタル・デモ体験会で実際の利用シーンで効果の確認を行って頂くと導入後の運用方法(装着のルール化等)も具体的にイメージがしやすく、導入もスムーズに行う事ができます。
補助金申請の具体的なステップ
実際に補助金申請を行う際、申請する都道府県によって多少の違いはあります。大まかな申請から補助金交付までの流れは変わりませんので、過去の一例として弊社の本社がある岐阜県の補助金申請についてご紹介します。※一例岐阜県令和元年の補助金制度になります。
■補助金申請の流れ
補助金申請から交付までの流れはこちらをご参照下さい。
ステップ1 〜 補助金対象要綱の確認・補助機器の選定・見積書の取得
補助金申請をする際にまず最初に行う事は、補助金要綱を満たしているかの確認、申請する補助器具の選定、見積書を取得する事です。導入したい補助器具が補助の対象なのか、実際にいくら補助金が交付されるのかを知る事がスタートになります。
補助金額は申請する都道府県それぞれ決まりがあり、岐阜県では1台につき30万円まで(60万円以下の製品は当該価格の2分の1)の補助交付とリース契約の機器にも補助金対応しており、3年以上のリース契約で導入年度のみ1台につき30万円までの上記と同条件にて補助金の交付を受ける事ができます。1施設あたりの導入台数にも規定があるので確認が必要です。
ステップ2 〜 申請書の提出
申請書についても、各都道府県で書式の違いはありますが、提出書類はほとんどかわりません。参考として、岐阜県の申請書類記載例を参照下さい。
岐阜県提出書類一覧(記載例)はこちら ※リンク先内データを参照下さい。
<注意点>導入1ヵ月前に申請しなければならない都道府県もありますので事前の確認は行うようにしてください。
ステップ3 〜 補助機器の購入
交付決定通知後、販売会社との契約(購入・リース)後、補助器具の導入という流れになります。
<注意点>
補助金申請受領から交付までの期間は都道府県により異なる為、申請までに確認しておくとよいです。
補助金交付に領収書・納品書が必要となる場合がありますので、事前に取得しておくようにしましょう。
ステップ4 〜 報告書の提出
補助金申請を受けた際、どの都道府県においても報告書の提出が求められます。
提出は導入から3年間。年に一回の報告書提出が一般的です。
内容は使用状況、実際の使用写真の添付、どのような効果が得られたか等をまとめ報告する必要があります。
介護ロボット導入報告※NO,7のマッスルスーツEdgeを参照下さい
■補助金申請Q&A集はこちら
まとめ
- 補助金要綱の確認・見積書取得
- 補助額確認の上、導入台数の決定
- 補助金申請
- 補助機器の購入
- 年に一度の報告書提出(3年間)
補助金を利用する事により、導入費用を抑えられるだけでなく、抑えられた費用分導入台数を増やす事も検討できるようになり、より現場環境の改善が見込めます。また申請においても難しい内容もなく、記載例もあるので、是非活用してみてください。
以下にパワーアシストスーツが対象となっている補助金の一例をご紹介致します。
※下記、地域名をクリックで補助金サイトに移動します。
■介護ロボット導入支援の一例
■厚生労働省
※上記は全て2020年11月4日時点の情報です。
補助金の対象分野は増えてきている傾向
パワーアシストスーツの補助金は介護が中心でしたが、パワーアシストスーツの用途も増えてきており、上記の農業でも補助金対象となるなど、その他の分野でも補助金対象の可能性が増えてくるのではないでしょうか。
パワーアシストスーツを補助金利用でのご購入をお考えの方で困ったことがあれば気軽に下の問い合わせでご連絡ください。
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